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特化型ブログのテーマ決定方法
前回の記事で、ブログテーマを決めるためには、
以下の条件を満たしていることを確認しましょうということをお伝えしました。
- ネット上に、定期的な情報を発信しているサイトが存在するか
- 関連する書籍や雑誌が週1~⽉1で一誌以上発刊されているか
- 同テーマを扱ったTV 番組を週1程度で⽬にするか
- 関連する商品(サービス)が、定期的に販売されるか
- 年間を通じて、需要に変動が少ないテーマであるか
この5つの条件のうち、少なくとも2つが該当するようなテーマを
選びましょうということでした。
今回は、自分が書きたいテーマが条件を満たしているかを
確認する方法について説明します。
テーマの市場調査を行う
テーマを決定する前に、取り組もうと考えているテーマが
よく検索されるものなのかをチェックします。
競合がいないテーマであっても、そもそもが検索自体がされないものであれば
そのテーマでのアクセスは望めません。
ですので、しっかりと需要のあるテーマなのかを確認しておきます。
確認するには、Googleキーワードプランナーを使用します。
キーワードプランナーを使用するためにはAdwordsのアカウント登録が
必要になりますので、登録していない場合は登録しておきます。
AdWordsの画面を開いたら、キーワードプランナーの画面を開きます。
開き方は、右上の「運用ツール」をクリック、「キーワードプランナー」をクリック
開いた画面の「新しいキーワードの選択と検索ボリュームの取得」の中にある
「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使⽤して新しいキーワードを検索」をクリックします。
入力欄が現れるので、「宣伝する商品やサービス」に
考えているテーマを入力し、
下の方にある「候補を取得」ボタンをクリックします。
結果画面で「広告グループ候補」と「キーワード候補」のタブがありますので、
「キーワード候補」タブを開きます。
月間平均検索ボリュームの値を確認します。
例えば、「住宅ローン」で確認すると月間平均検索ボリュームが
10万~100万となっています。
テーマを選ぶ際の目安ですが、この月間検索数が10万以上のものが望ましいです。
この目安からすると、住宅ローンは十分な検索数があると言えます。
キーワードプランナーを使う際の注意点があります。
それは、ここで表示される検索数は入力したキーワードに対してのものということです。
「東京 ディナー」で検索すると、1,000~1万しかありません。
この数字だけで「東京 ディナー」は少なすぎてダメと判断するのは早計です。
「東京 ディナー」で検索する人よりも、
「渋谷 ディナー」や「池袋 ディナー」と検索する人もいないか?ということです。
実際、「渋谷 ディナー」と「池袋 ディナー」はいずれも1万~10万あります。
「東京 ディナー」よりも街の名前を入れた方が検索数が多くなっています。
この他にも、新宿、銀座、中目黒など、たくさんの候補が考えられます。
このように一つのキーワードのみで考えるのではなく、
そのテーマで扱うことのできるキーワードを
広く拾ってみて確認してみましょう。
キーワードプランナーの画面では、検索したキーワードのみではなく、
関連するワードの検索数もあわせて表示してくれます。
先ほどの「東京 ディナー」の場合は、「レストラン」(10万~100万)、
「渋谷 ディナー」(1万~10万)、「銀座 ランチ」(1万~10万)、
「新宿 グルメ」(1万~10万)などが表示されました。
このようにそのテーマで扱うキーワードで月間検索数をチェックして
その合計が10万を超えるものであれば扱うテーマとして問題ないでしょう。
トレンドがあるかをチェックする
ブログのアクセス数を伸ばすのに、そのテーマについての
トレンド記事を扱うことが重要です。
テーマに関連した新しいニュースや季節ごとの話題など、
他のサイトが扱っていない新しい話題
がないとアクセスを集めるまでに時間がかかってしまいます。
また、大きくアクセスを集めることができないことになってしまいます。
いくつかの事例を踏まえて解説します。
テレビドラマ
例えばテレビドラマをテーマとしたブログを運営する場合、
「懐かしのテレビドラマ」というテーマにしてしまうと
過去に放映されたドラマばかりで、
新しい話題によるアクセスが期待できませんん。
最新のドラマを扱っていれば、トレンドに乗りやすくなります。
新たに公開されるドラマを中心に扱っていきましょう。
ダイエット
ダイエットに悩む人は多く、人類普遍のテーマと言ってもいいでしょう。
ダイエットについての話題が尽きることはないでしょう。
ただ単に「ダイエット」というくくりでは範囲が広すぎて
競合も多くなりアクセスを集めるのが難しくなります。
ダイエットについては、ダイエット法やターゲット(男性・女性、年齢など)で
絞り込んだ方が記事も書きやすくアクセスも集めやすくなります。
ここで気を付けたいのは、「バナナダイエット」などの
特定のダイエット方法や商品に限定してしまうと
ブームが過ぎ去ったときに全く検索されなくなってしまいます。
「産後ダイエット」や「炭水化物抜きダイエット」であれば
ターゲット等を絞り込んだ上で長く検索されるテーマになるでしょう。
また、ダイエットであれば雑誌やテレビで取り上げられることも多いので
これらの話題を取り上げることでトレンドブログのテーマとして
扱うことができます。
自身の仕事から
自分と同じ職種で、資格取得やスキルアップなどがキーワードの候補になります。
例えば、「営業職 英語」や「営業職 転職」、「営業職 資格試験」などが考えられます。
資格取得やスキルアップなどのお役立ち情報は
ビジネス書等も多く情報を入手しやすいので
記事も書きやすく一定の需要も見込めます。
長くアクセスを集めやすいテーマです。
またトレンド情報としては、
その季節ごとに求められる話題を扱えば書きやすいでしょう。
例えば、「新入社員との接し方」、「歓送迎会でのマナー」、
「話題のビジネス書、雑誌の紹介」、「テーマに関連した最新ニュース」
などが考えられます。
ブログのターゲット層を決める
ターゲットを決めるというのは、「誰に読んでもらうか」を決めることです。
誰に対して記事を書くかということですね。
この時に、「年齢」「性別」「職業」「家族構成」を
考えていくとターゲットを決めやすくなります。
ターゲット層ですが、自分自身と同じ層か
それに近い層を選んだ方が記事が書きやすくなります。
あなたが40代男性であれば、ターゲットも40代男性もしくは
30代男性にするということです。
これは、自分自身が悩んでいること、興味のあることを
そのまま記事にできるからです。
子育てが大変だったり、薄毛に悩んでいたりという悩みは
同じ悩みを多くの人が共有しているものです。
そして自分が悩んでいることについては、
どんなことに悩んでいるかをイメージしやすいですし、
その解決方法にも詳しかったりします。
「そうそう」という共感も得やすくなります。
ここでターゲットを10代女性にしてしまうと、
そもそも10代女性はどんな悩みを持っているのか?
何に興味があるのか?ということから
調べなければいけません。
「ターゲットは自分自身」と考えると書きやすくなります。
こうしておくと、日常生活で調べたことをそのまま記事にできます。
ターゲットを決めたら、その層が興味を持ちそうな
内容の記事を書きためていきます。
「産後ダイエット」をテーマにしているブログであれば、
出産後のお母さんが見に来るので、
「育児」についての記事があると、
ついでに見てもらえる可能性が高くなります。
「産後ダイエット」をテーマにしているブログに
同じダイエットだからと男性向けの筋トレダイエット
のような記事を書いても見てもらえないでしょう。
自分に近い層にターゲットを決めて、
そういう人たちが興味を持つ情報が集まるブログを目指しましょう。